当医院では、医院内はもちろんのこと医院周辺での緊急事態にも対処できるように、地域貢献の一貫としてもAED(除細動機)を設置しています。AEDは、突然心停止となった心臓に電気ショックを行い、正常なリズムに戻すための医療機器です。

地域の皆さまには当医院にAEDが設置してあると覚えておいていただき、もしもの場合は当院にお声掛けくだされば使用することが可能です。

AEDの必要性

突然の心停止から救命するためにできることは
①119番通報、②胸骨圧迫(心臓マッサージ)、③AEDによる電気ショックです。

厚生労働省 救急蘇生法の指針 2015より

グラフは心停止となってから電気ショックまでの時間と救命率を示したものです。
電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下します。
119番通報をしてから救急車が到着するまでの平均時間は8.7分です。
(参考)総務省消防庁「令和元年版 救急救助の現況」より

正しく使用ができるように訓練もしております

歯医者においても、何があるか分かりません。質の高い心肺蘇生とAEDを実施できるよう訓練しています。
当院の職員は、日本ACLS協会主催のBLSヘルスケアプロバイダーコースを修了しています。

歯科治療中にAEDが必要になることは稀ですが

歯の治療中にAED(自動体外式除細動器)が必要になることはめったにありませんが、まったくないとは言い切れません。

たとえば、治療への不安や痛みで緊張が高まりすぎた場合、血圧や心拍数が下がり、気分が悪くなったり、意識を失ってしまうことがあります。
もちろん、患者さまの緊張感を和らげることができるようスタッフ一人ひとりが努めてまいります。

また、最近では高齢の患者さんも増えていて、脳卒中や狭心症などの持病がある方も多く来院されます。こうした背景から、万が一のときに備えて、AEDを設置しておくことがとても重要になっています。
AEDを備えることで、患者さんにより安心して治療を受けてもらうための安全対策を行っています。