昨日、愛知学院大学歯学部内科学講座の成瀬桂子先生の講演を受講しました。
題名:「歯周病から考える糖尿病患者さんへの治療戦略」
近年は、糖尿病と歯周病の関係が示されており、歯科受診の重要性が認識されつつあります。
糖尿病とオーラルケア
糖尿病と歯周病の観点からみると、
・定期的な歯科受診が重要です
・歯間清掃補助用具(歯間ブラシやデンタルフロス)を使用することも必要です。
・2型糖尿病では歯周病治療により血糖値が改善する可能性があります。
「糖尿病の患者さんは、全員、歯医者さんで歯周病治療を受けてください」とおっしゃっていました。糖尿病専門医の先生は、糖尿病患者さんに、1年に1度眼科受診しているかを必ず確認している。とおっしゃっていました。
糖尿病の患者さん:眼科と歯医者は必須です
眼科受診のみならず、歯医者の受診も必須と言われています。
インクレチンとは
食事をすると小腸に存在している細胞の一部が刺激されて消化管ホルモンが分泌されます。消化管ホルモンの中には、すい臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を増加させる働きを持つものがいくつか存在しています。これらのホルモンを総称して「インクレチン」と呼んでいます。インクレチンにはGLP-1とGIPというホルモンがあり、それぞれの働きでβ細胞に作用します。
(以下、準備中)