2023/12/10 更新
ノンシュガーとは
「ノンシュガー」の定義は、100gの食品に含まれる単糖類(ブドウ糖、果糖など)・二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖など)の糖類が0.5g未満のものです。したがって、実際の食品や飲料中に糖類が「完全にゼロ」ではない場合があります。
ただ糖類以外の甘味料(キシリトールやステビアなど)を含んでいる場合もあるため、「甘い」場合もあります。
表現例 | 表現の基準 |
シュガーレス・ノンシュガー・糖類ゼロ・無糖 | 100gの食品に含まれる単糖類(ブドウ糖、果糖など)・二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖など)の糖類が0.5g未満のもの 飲料の場合は100ccあたり糖類が0.5g未満 |
低糖・糖分ひかえめ・糖分ライト・糖分軽め | 100gの食品に含まれる単糖類(ブドウ糖、果糖など)・二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖など)の糖類が5g未満のもの 飲料の場合は100ccあたり糖類が2.5g未満 |
「ノンシュガー」=「シュガーレス」=「糖類ゼロ」=「無糖」です。
【参考】
参考までに、「糖類ゼロ」と「糖質ゼロ」は厳密には異なる定義であり、「糖類ゼロ」より「糖質ゼロ」の方がより厳しい基準となっています。
(食品表示法より)
消費者庁 食品表示法等 食品表示基準 別表第9条(2020年5月)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/
ノンシュガーでも虫歯になる?
前述したようにノンシュガーと記載されていても砂糖が入っている場合があります。
つまり、ノンシュガーと書いてある食べ物でも砂糖が入っていれば虫歯になります。少量であったとしても、口の中が酸性に傾くので虫歯になります。気をつけましょうね。
キシリトールについて
ちなみに、キシリトールは糖質の中の、糖アルコールと呼ばれるものの一つです。虫歯の原因となる酸の産生がないため、キシリトールを摂取しても虫歯にはなりません。
ただし、市販のキシリトール入りのガムは、キシリトール以外の甘味料が入っている場合が多いため、虫歯になることがありますので注意してください。
キシリトールについては他の投稿で書いています、是非読んでみて下さい。
【参考記事】
▶︎キシリトールもすごい!!
https://owariasahi-haisya.com/update/xylitol/
当院の受付では歯科専用品のキシリトール100%のキシリトールタブレットを販売しています。
【参考】
ソルビトールやマルチトールなどの多くの糖アルコールは、少ない量ではありますが、口腔常在菌によって酸を作ります。
日本歯科医師会テーマパーク8020
https://www.jda.or.jp/park/prevent/xylitol_03.html
つまり、マルチトールを摂取するとお口の中のバイキンの餌になり虫歯になってしまうということです。