2019年12月1日に大阪で、キシリトールのセミナーがありました。
講師は、日本歯科大学生命歯学部高齢者歯科学の羽村章先生でした。
私は今まで歯医者であるにも関わらず、キシリトールの重要性についてしっかり学んだという機会がなかったように記憶しています。キシリトールが歯に良いことは知っていますが、歯科医学的な根拠はほとんど理解していませんでした。

羽村先生と
キシリトールマイスター

キシリトールガムを噛むということのメリットは、とてもたくさんあります。過去の研究者が疫学研究で証明しています。
そして、日本と違って、北欧フィンランドではキシリトールの効果が一般大衆にまで幅広く浸透していることに驚きました。北欧では、虫歯がほとんどない子たちばかりなんですって!一時期、歯医者の大学が閉鎖されたことがあるくらい、虫歯がなくなった、とのことです。素晴らしいですよね。ただ、その後、またその大学は再開されたそうです。口の中をチェックする専門家はやはり必要だ、との理由からだそうです。

なんとなく、生活に入り込んでいるキシリトール。しっかり勉強してみると、すばらしいメリットに気が付きます。ぜひキシリトールガム・タブレットを摂取してみてください。

キシリトール

虫歯の原因にならない

理由:虫歯の原因となる酸の産生がないから

虫歯の発生や進行を防

理由:3か月キシリトールガムを食べ続けると、虫歯菌の性質が変化するので、プラーク(汚れ)の量が減り、汚れが歯に付着しにくくなるから

虫歯予防:1日5-10g摂取することが望ましい

結論として、歯科保健活動(歯を磨くこと・フッ素を使用すること・正しい食生活を送ること・歯科での定期健診を受けること)にキシリトールガムを加えると虫歯予防の効果が上がります。

有効なお菓子としてはチューインガムやタブレット(ラムネ)です。