入れ歯を誤って飲み込んでしまった場合、適切な対応が必要です。安全に対処するために、以下の情報を参考にしてください。

入れ歯を誤飲した場合の対処方法

入れ歯を誤って飲み込んでしまったら、まずは落ち着いてください。
その後、可能な限り早く胸部や腹部のレントゲン撮影ができる医療機関を受診しましょう。これは、飲み込んだ入れ歯が消化管に引っかかっていないか確認するためです。特に入れ歯のバネ(クラスプ)が消化管に引っかかり、内臓に傷をつけるリスクがあります。2-3日の間に飲み込んだものが便として排出されるかどうか確認し、異常がないか観察してください。腹部の痛みや発熱などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談することが重要です。

気管に入った場合の対応

もし入れ歯が気管に入ってしまった場合、これは緊急事態です。通常、全身麻酔を施した上で気管支鏡を使い、入れ歯を摘出する手術が必要となります。このような状況では、速やかに専門の医療機関を受診してください。

被せ物や詰め物を誤飲した場合

歯に被せてある被せ物や詰め物を飲み込んでしまった場合は、一般的にはそれほど心配する必要はありません。ほとんどの場合、便として自然に排出されます。ただし、何か異常を感じた場合は、医師に相談することをお勧めします。

まとめ

入れ歯や歯の被せ物を誤飲してしまった場合の対処方法について説明しました。入れ歯を飲み込んでしまった場合は、医療機関でレントゲン撮影を受け、体内での位置を確認することが重要です。また、気管に入った場合は速やかに専門の治療を受ける必要があります。歯の被せ物や詰め物の場合は、ほとんどが便として排出されるため、大きな心配は不要ですが、異常を感じた場合は医師に相談しましょう。常に冷静に対応し、適切な処置を受けることが大切です。