歯ブラシやフロスで歯の汚れを落とすことはほとんどの人が毎日習慣として行っています。どのくらいの頻度で、どのくらいの時間、どのような方法で歯を磨くかは、それぞれ個人差があります。書籍の著書であるBjorn Klingeらと全くの同意見なのですが、多くの人は咬む面、頬っぺた側、舌の側を磨くことを習慣にしていますが、歯と歯の間、つまり、歯間部分はほとんど掃除していません。加えて、歯磨き方法は、毎日の確立された習慣であるため、変更させることが難しいのです。

したがって、歯ブラシに加え、他の歯間清掃補助道具と呼ばれるデンタルフロスや歯間ブラシをそれぞれの方に分かりやすく説明し、実際に患者さん自身がそれらの道具を確実に使いこなせるようにフォローしていくことが歯科医師として最も重要であると思います。

すべての人にとって良い口腔衛生を確立・維持できる標準的な方法や、たった1つの器具というものはない。

「1日にどれくらい歯を磨けばいいの?」といった口腔ケアの頻度や清掃時間については、いまだに科学的には明らかになっていません。それはそうだと思います。おのおのによって口腔ケアのレベルや時間、頻度が異なり画一的に評価することは難しいですからね。

口腔ケアについては1日に数回不完全な清掃をするよりは、1日1回でもいいから完全な清掃をすることの方が重要

私も歯科医師として働いていますが、書籍の著者に非常に共感します。
「(失礼なのですが、歯科医師から見ると)テキトーな歯ブラシで何回も磨く」より、「1日1回就寝前にしっかり歯間ブラシ・フロス・歯ブラシ」をしていただく方が口腔内にとってがいい状態が保てます。

Oral Care トータルペリオドントロジー より

にしお歯科には女医が在籍しています。

▶︎著者について

西尾麻矢子 (にしお歯科こども歯科院長)

・歯科医師 医学博士
・日本口腔外科学会認定医
・日本口腔科学会認定医