フッ素について

当院では、主に小児に対してですが、フッ化物(フッ素)歯面塗布を積極的に行っております。なぜならば、フッ素を活用することによって、フッ素を活用していない場合と比較して約4割も虫歯が少ない、というエビデンス(証拠)があるからです。
フッ素の毒性について心配される方もいらっしゃると思いますが、私たちは毎日の食生活の中でもフッ素を取り込んでいますので、用量を守って適切に使用すれば全く危険はありません。海外では水道水にフッ化物を入れている国もたくさんありますからね。ただし、どんな薬でも、一時期に大量に摂取すると体に害を及ぼすこともありますので、注意が必要です。

フッ素の具体的な効果としては、
1、歯の表面のエナメル質を強化し、酸に溶けにくくします。(耐酸性)
2、歯から一旦溶け出したミネラルが戻り、結晶化しやすくします。(再石灰化の促進)
3、虫歯菌が歯を溶かそうとする働きを弱めます。(抗菌作用)

フッ素は、歯が未熟な時期(歯が生えてから3年間くらい)に利用するとさらに効果的です。私は歯医者として、尾張旭市の子どもたちが、欲をいえば、愛知県の子ども、日本の子どもたち全員が虫歯にならないことを望んでいます。