10歳ごろになると第二乳臼歯(Eと呼ばれる歯)が抜け始めます。歯が抜けたら、その前後の歯を鏡でよく見てみてください。Eが抜けると、その後ろの6才臼歯がよく見えます。6歳臼歯のまえ側がよくみえるので、虫歯になっていないか確認できます。歯医者さんでも小さい虫歯は見つけられないこともありますので、ぜひチェックしてみましょう。

抜けた歯の後ろが大事な6歳臼歯です。6歳臼歯の手前側に白っぽくなっているのが、虫歯の卵です。この虫歯の卵はそのうちまた歯が萌えるので直視できなくなってしまいます。フロスを入れて進行しないようにしましょう。歯を磨く動機付けにもなりますね。

にしお歯科には女医が在籍しています。

▶︎著者について

西尾麻矢子 (にしお歯科こども歯科院長)

・歯科医師 医学博士
・日本口腔外科学会認定医
・日本口腔科学会認定医